映画『コヴェナント/約束の救出』  ―2023年全米週末興収トップ10作品(スリラー編5)―

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     邦題: コヴェナント/約束の救出

     原題: Guy Ritchie's the Covenant

    公開年: 2023年

   収録時間: 123分

   IMDb評点: 7.7

   ジャンル: アクション、ドラマ、スリラー、戦争

    出演者: ジェイク・ジレンホール、ダール・サリム

     監督: ガイ・リッチー

     概要: アメリカの退役軍人が、かつて命を救ってくれたアフガンの通訳をタリバンから守るために再び現地に入る

ランクイン回数: 3回(5月7日時点)









以下のレビューは、「全米週末興収トップ10」の記事で紹介したIMDbレビューを転載したものです。




【その1】

「アクションはすごい。かなりリアルだ。


だが、ただの戦争映画ではない点が他とは異なる。


主役も視点もやっぱりアメリカ中心かもしれない。


ではあっても地元の通訳をたたえる良い仕事をしている作品なのだ。


通訳たちは自分や家族の命を危険にさらしながらタリバンと戦う者を助けていた。


せりふの多くがパシュトー語であるため、アメリカ兵がいかに場違いなところにいるかがわかる。


アフガニスタンの文化的要素がいくつかあってためになる。評価したい」






【その2】

「取り上げられているテーマに感心した。悲しすぎるとはいえ取り組むべき問題である。


アメリカ政府が約束を破ったり責任を逃れたせいで、信頼してくれていた人々に壊滅的結果がもたらされることは初めてではない。


こう言うだけですぐさま愛国心がないと見なす人たちもいる。


だが間違いは間違いだ。


誰の命令だろうが」






【その3】

「期待されそうな昔ながらのガイ・リッチー節はない。


おおいに楽しめればそれでいいばかりのアメリカ製戦争映画の海において強力な後押しとなる作品だ。


戦争についてことさら新しいことは何も言っていないし、戦争へのまだ見ぬ視点があるわけでもない(実話に基づいてもいない映画だ)。


だが、独自のストーリーをわかりやすく語ってはいる。


アメリカだけは他国に対し何をやってもいいとする一品に見えないようにしながら」







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