邦題: ブルービートル
原題: Blue Beetle
公開年: 2023年
収録時間: 127分
IMDb評点: 6.7
ジャンル: アクション、アドベンチャー、SF、スリラー
出演者: ショロ・マリデュエニャ、スーザン・サランドン
監督: アンヘル・マヌエル・ソト
概要: DCコミックスのスーパーヒーロー映画であり「DCエクステンデッド・ユニバース」の最新作。謎の甲虫に寄生されたメキシコ系アメリカ人の若者が強大なパワーを得る
ランクイン回数: 3回(9月3日時点)
IMDbのレビューから4つ紹介します。
【その1】
「技術面において意外性やうまい方法を隠しもっている。優れた編集、振り付けのうまさ、テンポの速い楽しめるアクション、それに強力な楽曲やサントラ。
さらに良いのはラテン文化の取り入れ方だ。真実味のあるコミュニティやファミリーを見せてくれる。それが映画のメッセージを高め展開の多くに貢献した。
演技はどれもがずばぬけている。
本作のスターに必要な素質が主演のマリデュエニャにはあるしすべての役者が称賛に値する。が、ベストはジョージ・ロペス演じるいかれた叔父だ。
スーパーヒーロー映画に飽きている人でも大丈夫な作品である」
【その2】
「ジョークとじつにうまい笑いのタイミングにはわざとらしさがない。スーツのデザインはかっこよかったし、原作コミックから離れて10年以上になるがなじめる感触だった。
ブルービートルへの変態はちょっとホラーなすごさで惹きつけられた。マンガっぽさとリアルさの混ざったアクション場面はおもしろい。
とはいえ、「ワイルド・スピード」レベルのばかげたアクションシーンもあった」
【その3】
「主役が話を動かしていないところに最大の問題がある。彼にたまたま事態が起こっただけで、彼だからそうなったという話ではないのだ。
それにばかばかしいほどの回数で誰かや何かに彼は助けられる。滑稽なまでにそうだから応援する気になりにくい。
さらにまずいのは、あらゆるタイプの悪役のなかでもっとも陳腐なやつを見せたことだ。演ずるはベテラン女優のスーザン・サランドン。
ひどい配役であるのみならず演技にもゾッとする。その口調には引いてしまった。出来の悪いせりふをカバーできていない」
【その4】
「私自身がメキシコ系アメリカ人であり白人支配のアメリカで育ったからこのストーリーには心を打たれた。
登場人物は自分や自分の家族のようだったしスクリーン上にはわれわれの苦難があった。
メキシコ人はアメリカンドリームに向けて生きてきたことを多くの人々が忘れている。
親や祖父母たちはすべてをまとめて肩に乗せ故郷を後にした。自らや子どもたちにましな生活をさせるためだ。
最近、世界が足元で急速に変化している。金持ちはより豊かになりわれわれははじき出されている。
映画にある通りに」
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