映画『ジ・アークティック・コンボイ(仮題)』  ―2024年全米公開掘り出し物作品(アクション編1)―

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     邦題: ジ・アークティック・コンボイ(仮題)

     原題: Konvoi(英題:The Arctic Convoy)

    公開年: 2023年

   収録時間: 108分

   IMDb評点: 6.6

   ジャンル: アクション、ドラマ、歴史、スリラー、戦争

    出演者: トビアス・ザンテルマン、アンダース・バスモ

     監督: ヘンリック・マルティン・ダールスバッケン

     概要: 第二次世界大戦中にソ連へ軍事物資を運んだ連合国側の輸送船団とそれを襲うドイツ軍を描いたノルウェー映画の戦争アクション









IMDbのレビューから3つ紹介します。




【その1】

「第二次大戦中、私の父はノルウェーの商船でエンジニアをしていた(聞いたことのない北極の海域においてだが)。


乗っていた船が破壊されたことが3度あったが父はなんとか生き延びた。


出来事について多くは語らなかったけれど、目にし経験したものにひどく苦しめられていたのは明らかだった。


戦後父はアメリカに渡る。


それから数十年してノルウェー政府はその貢献に対しメダルを送ってきた。


父はそれらを引き出しに放りこみ、死後にいたるまでメダルは忘れ去られた。


この映画で父がどのような経験をしたのか見通すことができた。


素晴らしい撮影だったし演技もうまい。


見てよかった。


ただ憂鬱でもある」






【その2】

「複雑な映画の場合、多様な善悪の層による多様な争いがよくある。


争いの解決は必ずしも明快ではなく、見極めにくい善対悪もある。


争い事の解決策には明瞭でないものもあるかもしれない。


本作がその例だ。


わかりやすい善対悪を期待して見てはいけないし、“正しい行動”を知ろうとしてもいけない」






【その3】

「サスペンスの点で観客の心をつかむことができている一方で、ストーリーの切り替えがうまくいっていないところがある。


魅惑的な戦争映画を目指していたのに予算に制約される映画に終わってしまったようだ。


製作側は、船長・乗組員間における人間関係の不和に焦点を合わせざるを得なくなってしまった」







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