バットマン&アメコミ・コーナー (一覧)

【バットマンの記事】 「バットマン」(1989年版)  ―まさにダークヒーロー― 『バットマン(1989)』は今、どう見られているのか?  ―人気作の現在地(アクション編2)― 『バットマン リターンズ』のせりふに隠れるバートン監督の意外な本音  ―せりふで遊ぶ(その10)― 『バットマン ビギンズ』  ―二つで十分アーカイブ― 『ダークナイト』  ―ジョーカーの異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めてバットマンを愛するようになったか― 『ダークナイト』のトリビアで愉しむ  ―ジョーカーはこうして誕生した― 『ダークナイト ライジング』  ―二つで十分アーカイブ― 『ニンジャバットマン』  ―日本人にけなされたアメリカ版ゴジラみたいなもの?― 『THE BATMAN-ザ・バットマン-』  ―2022年全米週末興収トップ10作品(アクション編4)― 『ジョーカー』  ―誰もが殺し、殺される― 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』  ―2024年全米週末興収トップ10作品(スリラー編8)― 【アメコミの記事】 天国は奪え!  ―『アイアンマン』のせりふで愉しむ(その1)― インテリとのインビなインタビュー  ―『アイアンマン』のせりふで愉しむ(その2)― ヒーローもこれには勝てない  ―『アイアンマン』のせりふで愉しむ(その3)…

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映画『スーパーマン(1978)』は今、どう見られているのか?  ―人気作の現在地(アクション編3)―

       Amazon  Video     /     スーパーマン           邦題: スーパーマン    原題: Superman   公開年: 1978年  収録時間: 143分  IMDb評点: 7.4  私的評価: 6.0  ジャンル: アクション、アドベンチャー、SF   出演者: クリストファー・リーヴ、ジーン・ハックマン、マーロン・ブランド    監督: リチャード・ドナー    概要: 外宇宙から地球へ送られてきた孤児が成長し、正義の使者として超人的なパワーで活躍する 2023年以降に投稿されたIMDbレビューから10本紹介します。 そのあとにコメントを記しています。 【革新的で絶対的な……】 「当時の映画界にとって革新的だった、スーパーヒーロー映画をはやらせはじめた絶対的名作。 この映画なら私は何回でも見ることができそうだ。 使用しているテクノロジーは今日でもすごく見える。時代を考慮すればよりいっそうの感動ものだ」 【役者たちがとても……】 「クリストファー・リーヴがいとおしい。 たとえ短いものであったとしても、これが彼の素晴らしいキャリアの始まりだった。 すてきなロイス・レーンを演じたマーゴット・キダーとは最高に相性がよかった。 レックス・ルーサー役のジーン・ハックマンもとても愉快に気の利いたジョークを発している。その演技は主役のお株…

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映画『バットマン(1989)』は今、どう見られているのか?  ―人気作の現在地(アクション編2)―

        Amazon  Video     /     バットマン            邦題: バットマン    原題: Batman   公開年: 1989年  収録時間: 126分  IMDb評点: 7.5  私的評価: 6.9  ジャンル: アクション、アドベンチャー   出演者: マイケル・キートン、ジャック・ニコルソン、キム・ベイシンガー    監督: ティム・バートン    概要: コウモリ姿のコスチュームで犯罪者を懲らしめる大富豪が、裏社会を牛耳る残虐な狂人に立ち向かう 2023年以降に投稿されたIMDbレビューから10本紹介します。 そのあとにコメントを記しています。 【スーパーヒーローのジャンルを……】 「ティム・バートンの『バットマン』はスーパーヒーローのジャンルを再定義した映画界の金字塔である。 ゴシックな映像と何十年たっても色あせない暗く風変わりなトーンを融合させている」 【バートン風だけど……】 「ティム・バートン風だから設定はややマンガっぽいけれどうまくいった。 見た目があまり古びないおかげで時代を超越した映画となっている。 どちらかといえば動くマンガを見るようだ」 【ニコルソンがあまりにも……】 「ジャック・ニコルソンにジョーカーをやらせたのは英断のひとつだ。 彼があまりにも人気をさらったせいで、これがバットマン…

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映画『アイアンマン』は今、どう見られているのか?  ―人気作の現在地(アクション編1)―

       Amazon  Video     /     アイアンマン           邦題: アイアンマン    原題: Iron Man   公開年: 2008年  収録時間: 126分  IMDb評点: 7.9  私的評価: 8.0  ジャンル: アクション、アドベンチャー、SF   出演者: ロバート・ダウニー・ジュニア、テレンス・ハワード、ジェフ・ブリッジス、グウィネス・パルトロー    監督: ジョン・ファヴロー    概要: 軍需企業のトップであり発明の天才でもある遊び人のオヤジが、兵器として使える強力なパワードスーツを開発する。「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の1作目 2024年以降に投稿されたIMDbレビューから10本紹介します。 そのあとにコメントを記しています。 【初公開から時間がたっても……】 「16年たっても、『アイアンマン』はもっとも再鑑賞に耐えるMCU 映画のひとつだ。 地に足を着けた、キャラ主導のそのアプローチは今では珍しいとすら言いたくなる。 MCU はあれから宇宙的かつ多元的な狂騒へと拡大したが、そのすべてが始まった映画を見直すと元気が回復するようだ」 【言葉を失うほどの……】 「史上最高のスーパーヒーロー映画である。他のすべてのマーベル映画を超えている。もちろんスパイダーマンさえ。 私はスーパーヒーローのコミックやそれ…

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映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』  ―2025年全米週末興収トップ10作品(アクション編2…

Amazon Poster / キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド      邦題: キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド      原題: Captain America: Brave New World     公開年: 2025年    収録時間: 118分    IMDb評点: 6.0    ジャンル: アクション、アドベンチャー、SF     出演者: アンソニー・マッキー、ダニー・ラミレス、ハリソン・フォード      監督: ジュリアス・オナー      概要: マーベル・コミックのスーパーヒーロー“キャプテン・アメリカ”の映画シリーズ4作目。主演がクリス・エヴァンスからアンソニー・マッキーに代わっている。「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の最新作 ランクイン回数: 3回(3月2日時点) IMDbのレビューから6つ紹介します。 【その1】 「サム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)は立派なヒーローである。彼の苦闘はわれわれの苦闘のようだ。 スティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)にあった否定しようのない揺るぎなき能力をもたない男でも、戦いにおいては引けを取らない。 それはたしかだ」 【その2】 「ハリソン・フォードが間違いなく際立っていた。適当な仕事をするだけと思っていたのに意外にもがんばっている。 フォードの最高作では…

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映画『クレイヴン・ザ・ハンター』  ―2024年全米週末興収トップ10作品(アクション編19)―

       Amazon  Music    /    クレイヴン・ザ・ハンター             邦題: クレイヴン・ザ・ハンター      原題: Kraven: The Hunter     公開年: 2024年    収録時間: 127分    IMDb評点: 5.4    ジャンル: アクション、スリラー     出演者: アーロン・テイラー=ジョンソン、アリアナ・デボーズ、フレッド・ヘッキンジャー、ラッセル・クロウ      監督: J・C・チャンダー      概要: マーベル・コミックのアンチヒーロー“クレイヴン・ザ・ハンター”を主役とするスーパーヒーロー映画。ソニーズ・スパイダーマン・ユニバースの6作目 ランクイン回数: 2回 IMDbのレビューから5つ紹介します。 【その1】 「やりたかったことを全部やれた作品なのではないか。嫌いじゃないと言える自分に驚く。 “あたまのスイッチを切って楽しむ”型のシンプルなアクション映画である」 【その2】 「アーロン・テイラー=ジョンソンは、感動的なほどの肉体でたしかな演技を見せてくれた。 ラッセル・クロウも『ソー:ラブ&サンダー』のときより良い。他のキャストもまずまずだ。 悲しいかな、アリアナ・デボーズについても同様、とはいかない。かなり硬い演技で館内にあからさまな笑いを引き起こしていた」 【その3】 …

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映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』  ―2024年全米週末興収トップ10作品(SF&ファンタジー編8)―

Amazon Poster / ヴェノム:ザ・ラストダンス      邦題: ヴェノム:ザ・ラストダンス      原題: Venom: The Last Dance     公開年: 2024年    収録時間: 110分    IMDb評点: 6.2    ジャンル: アクション、アドベンチャー、SF、スリラー     出演者: トム・ハーディ、キウェテル・イジョフォー、ジュノー・テンプル、リス・エヴァンス、スティーヴン・グレアム、アンディ・サーキス      監督: ケリー・マーセル      概要: マーベル・コミックのダークヒーロー“ヴェノム”を主役とする映画『ヴェノム』、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』につづく、シリーズ作の完結編 ランクイン回数: 3回(11月10日時点) IMDbのレビューから5つ紹介します。 【その1】 「前作の出来事からしばらく後、エディ・ブロック(トム・ハーディ)とエディに寄生する地球外生命体(シンビオート)のヴェノムは殺人の罪を着せられて逃亡することになる。 付近の全警察官によって捜索されるコンビは、ニューヨーク市に向かって東進しようと決める。あらゆる問題が国の反対側で派生していると思ったからだ。 一方2人の気づかぬところで、シンビオートをつくった邪悪な創造主(アンディ・サーキス)が彼らを見つけて殺そうと地球に一体のモンスターを送りこむ。 そうして2人の窮…

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映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』  ―2024年全米週末興収トップ10作品(スリラー編8)―

Amazon Poster / ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ      邦題: ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ      原題: Joker: Folie à Deux     公開年: 2024年    収録時間: 138分    IMDb評点: 5.3    ジャンル: クライム、ドラマ、ミュージカル、スリラー     出演者: ホアキン・フェニックス、レディー・ガガ      監督: トッド・フィリップス      概要: 「バットマン」シリーズの代表的スーパーヴィラン、ジョーカーを主役とした映画『ジョーカー』の続編。ジョーカーのパートナー、ハーレイ・クインをレディ・ガガが演じている ランクイン回数: 3回(10月20日時点) IMDbのレビューから4つ紹介します。 【その1】 「活力と壮観さに満ちたミュージカルのナンバーが言うまでもなく映画の目玉だ。 それがなければ鈍い物語になるところだが歌と踊りによって救済されている。 あいにくそういった場面でも映画の勢いを維持できなかった。 中身のない筋のせいで時間が長く感じられるのだ。 ダラダラと2時間以上続くからいたずらに引き延ばされている気がする」 【その2】 「ファンが欲しかったのは歌や踊りではない。前作同様の不穏な雰囲気が欲しかったのだ。 ゴッサム・シティの狂気を描く場にブロードウェイみたいなナンバーはいらない。 …

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映画『デッドプール&ウルヴァリン』  ―2024年全米週末興収トップ10作品(アクション編15)―

Amazon Poster / デッドプール&ウルヴァリン      邦題: デッドプール&ウルヴァリン      原題: Deadpool & Wolverine     公開年: 2024年    収録時間: 128分    IMDb評点: 8.0    ジャンル: アクション、アドベンチャー、コメディ、SF     出演者: ライアン・レイノルズ、ヒュー・ジャックマン      監督: ショーン・レヴィ      概要: マーベル・コミックのスーパーヒーロー、デッドプールとウルヴァリンが活躍する、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の最新作 ランクイン回数: 3回(8月11日時点) IMDbのレビューから3つ紹介します。 【その1】 「MCUの歴史を超越している。20世紀フォックスの「X-MEN」シリーズもだ。 これはデッドプールとウルヴァリン、そしてその2人の映画を見て育ったすべての子どもたちのための作品である。 ファンの子たちは大人になった。けれどいまだに何もかもが大好きなままだ。 この2人がいれば楽しいに決まってる。ただ、もうとにかく……めちゃくちゃに笑ってしまった。腹の底から。 あのジョークときたら……MCU用に薄められたデッドプールじゃないのはたしかだ。これは最高のデッドプールである。 お決まりのブロマンスもあからさまに披露される。 ストーリーは良い。特別…

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映画『マダム・ウェブ』  ―2024年全米週末興収トップ10作品(アクション編4)―

    Amazon  Poster   /   マダム・ウェブ          邦題: マダム・ウェブ      原題: Madame Web     公開年: 2024年    収録時間: 116分    IMDb評点: 3.7    ジャンル: アクション、アドベンチャー、SF、スリラー     出演者: ダコタ・ジョンソン、シドニー・スウィーニー、タハール・ラヒム      監督: S・J・クラークソン      概要: マーベル・コミックのスーパーヒーロー映画であり、ソニーズ・スパイダーマン・ユニバースの4作目。アマゾンで特殊なクモを発見した親から産まれた娘(予知能力の持ち主)が仲間とともに謎の超人と戦う ランクイン回数: 3回(3月3日時点) IMDbのレビューから3つ紹介します。 【その1】 「これはひどい! 最後までつきあうのがたいへんだ。 メインのキャラたちに好ましい者がまるでいない。悪役だってださい。 全体的に続編ありきで書かれたように思える映画だ。 だが、過去最悪クラスの映画の続編に誰が金を出すというのか? あまりのむごさに衝撃を受けたから続編があるとしても自分はまず見ない。 ハリウッドよ、ひどい脚本家を雇うのはやめてくれ!」 【その2】 「奇妙な体験をさせられる。 音楽とサウンドデザインが優れている一方で、編集、撮影、演出にはさまざまな欠点…

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映画『アクアマン/失われた王国』  ―2024年全米週末興収トップ10作品(アクション編1)―

Amazon Poster / アクアマン 失われた王国      邦題: アクアマン/失われた王国      原題: Aquaman and the Lost Kingdom     公開年: 2023年    収録時間: 124分    IMDb評点: 6.0    ジャンル: アクション、アドベンチャー、ファンタジー、SF     出演者: ジェイソン・モモア、パトリック・ウィルソン、アンバー・ハード、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、ニコール・キッドマン      監督: ジェームズ・ワン      概要: 海底国の女王と人間の男性との間に生まれたスーパーヒーローを描く『アクアマン』の続編。「DCエクステンデッド・ユニバース」の最終作 ランクイン回数: 3回(1月7日時点) IMDbのレビューから3つ紹介します。 【その1】 「異父兄弟のオーシャンマスターとアクアマンとの関係が気に入った。兄弟としての2人の振る舞いを見るのは断然楽しい。きわめてうまくいっている。 続編は、お互いをあまりよく知らなかった兄弟が冒険に出て理解し合うようになる話に思える。 それが当たった」 【その2】 「そのトーンとデザインを利用したさまざまな映画がたくさんありそうだ。 『宇宙戦争』、『マトリックス レボリューションズ』、リドリー・スコットの『エイリアン』、それに……まあいい、もうやめとこう。 …

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映画『マーベルズ』  ―2023年全米週末興収トップ10作品(アクション編20)―

      Amazon    Poster      /      マーベルズ            邦題: マーベルズ      原題: The Marvels     公開年: 2023年    収録時間: 105分    IMDb評点: 6.0    ジャンル: アクション、アドベンチャー、ファンタジー     出演者: ブリー・ラーソン、テヨナ・パリス、イマン・ヴェラーニ、サミュエル・L・ジャクソン      監督: ニア・ダコスタ      概要: 女性を主役としたスーパーヒーロー映画『キャプテン・マーベル』の続編にして、「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の33作目。ネットドラマ『ミズ・マーベル』ともつながっている ランクイン回数: 3回(11月26日時点) IMDbのレビューから4つ紹介します。 【その1】 「MCUはまったくもって長居しすぎだ。 『アベンジャーズ/エンドゲーム』後、このシリーズはますます映画というよりもコンテンツ感が強くなっている(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』のようなまれな驚きはともかく)。 スーパーヒーロー疲れといった言い方もあるが、この映画は事実上それを最大限に引き上げただけだ。 予告編を見ればこと足りる。独創性のあるなしで賭け事をしたらあなたは惨敗に終わってしまう。 最近の他の全MCUコンテンツでこれまでに私が指摘したこ…

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映画『ブルービートル』  ―2023年全米週末興収トップ10作品(アクション編16)―

     Amazon  Poster    /    Blue  Beetle           邦題: ブルービートル      原題: Blue Beetle     公開年: 2023年    収録時間: 127分    IMDb評点: 6.7    ジャンル: アクション、アドベンチャー、SF、スリラー     出演者: ショロ・マリデュエニャ、スーザン・サランドン      監督: アンヘル・マヌエル・ソト      概要: DCコミックスのスーパーヒーロー映画であり「DCエクステンデッド・ユニバース」の最新作。謎の甲虫に寄生されたメキシコ系アメリカ人の若者が強大なパワーを得る ランクイン回数: 3回(9月3日時点) IMDbのレビューから4つ紹介します。 【その1】 「技術面において意外性やうまい方法を隠しもっている。優れた編集、振り付けのうまさ、テンポの速い楽しめるアクション、それに強力な楽曲やサントラ。 さらに良いのはラテン文化の取り入れ方だ。真実味のあるコミュニティやファミリーを見せてくれる。それが映画のメッセージを高め展開の多くに貢献した。 演技はどれもがずばぬけている。 本作のスターに必要な素質が主演のマリデュエニャにはあるしすべての役者が称賛に値する。が、ベストはジョージ・ロペス演じるいかれた叔父だ。 スーパーヒーロー映画に飽きている人でも大丈夫な作品である」 …

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映画『ザ・フラッシュ』  ―2023年全米週末興収トップ10作品(アクション編12)―

    Amazon   Poster     /     ザ・フラッシュ          邦題: ザ・フラッシュ      原題: The Flash     公開年: 2023年    収録時間: 144分    IMDb評点: 7.2    ジャンル: アクション、アドベンチャー、ファンタジー、SF     出演者: エズラ・ミラー、サッシャ・カジェ、マイケル・シャノン、マイケル・キートン      監督: アンディ・ムスキエティ      概要: DCコミックスのキャラ“フラッシュ”が主人公のスーパーヒーロー映画。バットマンやスーパーガール、またスーパーマンの敵だったゾッド将軍などが登場する ランクイン回数: 3回(7月2日時点) 以下のレビューは、「全米週末興収トップ10」の記事で紹介したIMDbレビューを転載したものです。 【その1】 「第1幕と第2幕はほんとうに楽しかった。光り輝くような素晴らしさだ。第3幕も立派だがもっとよくできたかもしれない。 アクション場面はすごい。そのすべてが! 視覚効果は惜しい出来だった。それでもアクションはよく考えられたものになっている。繰り返すようだが。 マイケル・キートンがバットマンとして復帰したのもよかった。彼は最高だった! スーパーガール役のサッシャ・カジェも気に入った。うまい演技である。 また見たい映画だ。必ず見る」 【…

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映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』  ―2023年全米週末興収トップ10作品(アクション…

Amazon Music / ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOL3      邦題: ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3      原題: Guardians of the Galaxy Vol. 3     公開年: 2023年    収録時間: 150分    IMDb評点: 8.3    ジャンル: アクション、アドベンチャー、コメディ、SF     出演者: クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ、カレン・ギラン、ポム・クレメンティエフ、ヴィン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、ショーン・ガン      監督: ジェームズ・ガン      概要: 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』に続くシリーズ第3作目。「マーベル・シネマティック・ユニバース」の第32作目 ランクイン回数: 3回(5月21日時点) 以下のレビューは、「全米週末興収トップ10」の記事で紹介したIMDbレビューを転載したものです。 【その1】 「他のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品と比べ、この銀河にはユニークかつ奇妙な(奇妙すぎるときもある)キャラたちがあふれている。 おおむね好ましいことだ。 ときどきダークではあってもユーモアもたっぷりの映画であり、その点がとりわけ他のマーベルシリーズよりもこのシリーズにぴったりなのだ。 …

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映画『シャザム!~神々の怒り~』  ―2023年全米週末興収トップ10作品(アクション編4)―

 Amazon  Poster / シャザム!~神々の怒り~       邦題: シャザム!~神々の怒り~      原題: Shazam! Fury of the Gods     公開年: 2023年    収録時間: 130分    IMDb評点: 6.5    ジャンル: アクション、アドベンチャー、コメディ、クライム、ファンタジー、スリラー     出演者: ザッカリー・リーヴァイ、アッシャー・エンジェル、ジャック・ディラン・グレイザー      監督: デヴィッド・F・サンドバーグ      概要: DCコミックスのキャラ“シャザム”が主人公のスーパーヒーロー映画。『シャザム!』の続編であり、「DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)」の第12作目 ランクイン回数: 3回(4月2日時点) 以下のレビューは、「全米週末興収トップ10」の記事で紹介したIMDbレビューを転載したものです。 【その1】 「ロック様のタイトルキャラクターばかりに集中していた昨年の『ブラックアダム』と違い、これはただの「シャザム」の映画ではない。 シャザムのシリーズはファミリーのどのメンバーも印象的で好ましい。主役同様にだ。 映画が終わりに近づくころになるとこのファミリーがほんとうに好きになってしまい、第3作目も見たくなった。 興行成績はあまりよくないだろうが、DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)にとどまり続編…

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映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』  ―2023年全米週末興収トップ10作品(SF&ファンタジー編2)―

Amazon Poster / アントマン&ワスプ:クアントマニア      邦題: アントマン&ワスプ:クアントマニア      原題: Ant-Man and the Wasp: Quantumania     公開年: 2023年    収録時間: 124分    IMDb評点: 6.5    ジャンル: アクション、アドベンチャー、コメディ、ミステリー、SF、スリラー     出演者: ポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリー、ジョナサン・メジャース      監督: ペイトン・リード      概要: 『アントマン』『アントマン&ワスプ』に続くシリーズ第3作目。量子世界に運ばれたアントマンが時間を支配する最強のスーパーヴィランに立ち向かう ランクイン回数: 3回(3月5日時点) 以下のレビューは、「全米週末興収トップ10」の記事で紹介したIMDbレビューを転載したものです。 【その1】 「アントマン単独のシリーズとしては3本目である。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のSF要素を倍増させている。 全体的にユーモアはこれまでと変わらない。キャストは輝かしいばかりだ。 征服者カーンについてはそれほど突っこんで語っていないが満足はできる。 ジョナサン・メジャースの演じるカーンは絶品だ。もっとメジャースに見合った中身のある役が望ましい。 視覚効果はどう見てもむらがある。合成をやりすぎる。…

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映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』  ―2022年全米週末興収トップ10作品(アクション編20)―

Amazon Music / ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー      邦題: ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー      原題: Black Panther: Wakanda Forever     公開年: 2022年    収録時間: 161分    IMDb評点: 7.3    ジャンル: アクション、アドベンチャー、ドラマ、ファンタジー、SF、スリラー     出演者: レティーシャ・ライト、ルピタ・ニョンゴ、ダナイ・グリラ      監督: ライアン・クーグラー      概要: キャストの大半が黒人のアメコミ映画として注目された『ブラックパンサー』の続編。前作の主演男優が亡くなったことで主人公がブラックパンサーの妹になった ランクイン回数: 3回(11月27日時点) 以下のレビューは、「全米週末興収トップ10」の記事で紹介したIMDbレビューを転載したものです。 【その1】 「『ブラックパンサー』は2018年当時、「マーベル・シネマティック・ユニバース」にとってまさに歓迎すべき補強だった。私はあのキャラクターのその後をほんとうに楽しみにしていた。 言うまでもなく、主演のチャドウィック・ボーズマンの痛ましい死によりその後などもはやありえなくなった。 配役を変えて先に向かうのだろうと思っていたが、続編に主人公の死を書き入れる難しい決断がなされた。 (中略) ライアン・クーグ…

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映画『ブラックアダム』  ―2022年全米週末興収トップ10作品(アクション編18)―

    Amazon   Poster    /    ブラックアダム          邦題: ブラックアダム      原題: Black Adam     公開年: 2022年    収録時間: 125分    IMDb評点: 7.1    ジャンル: アクション、アドベンチャー、ファンタジー、SF     出演者: ドウェイン・ジョンソン      監督: ジャウム・コレット=セラ      概要: エジプトの神々のパワーを魔術師に与えられた古代の超人が現代によみがえる。『シャザム!』のスピンオフであり、「DCエクステンデッド・ユニバース」の最新作 ランクイン回数: 3回(11月6日時点) 以下のレビューは、「全米週末興収トップ10」の記事で紹介したIMDbレビューを転載したものです。 【その1】 「“本物のヒーローとは誰か?”というテーマが下地にあるのはたしかだ。ストーリーのちょっとした断片も少しはある。 だが、ほとんどは大規模なプロレスの試合みたいな映画である。かっこつけずに破壊しまくってる。 何もかも動きが速すぎて息をつく間がない。キャラたちを知る時間もない。背景説明にあと20分は欲しいところだがそんなものはない。 ぶっ壊しまくり、粉々にしまくる。ビュン、バン、バターンだ」 【その2】 「マイケル・ベイの黄金期にあった極端なイカれっぷりをまねた初のスーパーヒーロー映画である…

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映画『ソー: ラブ&サンダー』  ―2022年全米週末興収トップ10作品(アクション編13)―

Amazon Poster / ソー: ラブ&サンダー      邦題: ソー: ラブ&サンダー      原題: Thor: Love and Thunder     公開年: 2022年    収録時間: 118分    IMDb評点: 6.8    ジャンル: アクション、アドベンチャー、コメディ、ファンタジー、ロマンス、SF     出演者: クリス・ヘムズワース、クリスチャン・ベール、ナタリー・ポートマン、テッサ・トンプソン      監督: タイカ・ワイティティ      概要: 「マイティ・ソー」シリーズの4作目。すべての神を殺そうとする強敵にソーとその仲間たちが立ち向かう ランクイン回数: 3回(7月24日時点) 以下のレビューは、「全米週末興収トップ10」の記事で紹介したIMDbレビューを転載したものです。 【その1】 「映像はすごい。それだけ。 前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』でのお笑いをたっぷりと増幅させようとしているが、だいぶ無理のあるひどいものだった。 気になった唯一のキャラはクリスチャン・ベールによる“ザ・ゴッド・ブッチャー(神殺し)”だ。全部で4シーンある」 【その2】 「まあまあの映画だ。 クリスチャン・ベールはすごい。クリス・ヘムズワースの演技はやっぱり下手だが彼の良さはその才能ではない。それ以外のキャストもやるべきことをやっている。 映画全…

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